日航太郎の飛行機搭乗日記

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泣きながら善福寺川を渡れ・2

何故ごめんなさいなのかと言うと、太郎君は中学校三年生の夏休み前、突然彼女に振られたのだ。

デートの別れ際、いつものように手紙を渡された。

二人は違う中学校に通っていた。

太郎君は超が付くくらいの進学校、一方の陽子ちゃんは区立中学。

中学二年の時に駅で偶然にも再会。

確か三時間くらい立ち話したと思う。

それから彼らは何回か会い、そして付き合うようになった。


中学三年になって、太郎君はよく図書館で彼女に勉強を教えた。


陽子ちゃんを進学校に入れて、将来は同じ大学に入る。

一緒に駒場本郷大学に通うんだ。



汚れを知らない純真無垢な当時の太郎君にはそんな青写真があった。



キスは済ませてあるし、高校生になったらいよいよ初体験だな。

もちろんお相手は大好きな陽子ちゃん。



デートの後、必ずいろいろな出来事を書いた手紙を交換していた。

自宅に帰る途中、封を開け、手紙を歩きながら読んだ。



「他に好きな人が出来たの。ごめんなさい」



可愛い便せんに、確かこれだけ書かれてあった。



突然の別れの手紙に、太郎君は驚かなかった。

何故なら、彼女が他の男と付き合っているらしいという事を、太郎君は少し前から実は知っていた。

近所の友人から

「陽子ちゃん、同じ塾の男と付き合ってるらしいよ」

と聞かされた。



ウソに決まってるだろ、そんなこと。

だいたい、付き合って欲しいと僕に告白してきたのは陽子ちゃんの方じゃないか。

バレンタインデーにも、大・大・大好きよ

youko




こんなの貰ってるんだぜ。

夏休みにはディズニーランド一緒に行こうって約束したんだ。




そう自分に言い聞かせて、太郎君は平静を装ってデートと手紙のやり取りを続けた。

当時の陽子ちゃんは太郎君が少し引いてしまうくらい、いろんなことに積極的だった。


そしてあの時、最後通告が突きつけられた訳だ。

友人の言っていたことは真実だったのだ。

終わりは実に呆気ない。


その男がどんな男なのか、どのように知り合ったのか、そして僕とその男をどのように比較し、どうしてその男を選んだのか


聞きたいことはいろいろあった。


太郎君は最後の手紙を破いて善福寺川に投げ捨てた。


怒りと喪失感。


振られるってこういうことなのか?

僕を恋に落としておいて、最後は知らん顔。

中学三年にして初めて失恋を経験した太郎君。



日航太郎君の座右の銘


女は信用できねえよ  


の原点が、実はここにあったのだ。


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  1. 2009/08/23(日) 10:43:17|
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